クリエイション

絡まった糸を丁寧に解く、ヒラメキを生むための時間。

コンサルテーションで理解した「お客様の悩み」をどうしたら解決できるのだろうか。「それならば、ウェブサイトを作ればいい!」とか「音響システムを変えましょう!」と、安易な手段では決めつけません。まずは、ものごとを俯瞰して捉えます。

現状の何が問題で、その結果どんな悩みが生まれていて、それをどう変えていきたいのか。現実と理想のギャップを埋めるために、何が考えられるのか。

ウェブサイトやシステム構築といった手段のデメリットとメリットを踏まえ、正しいアプローチ方法を考えます。もしかしたら、ウェブサイト単体では解決できないお客様の悩みも、別媒体の技術をウェブサイトに応用すればなくなるかもしれない。

クリエイションは、お客様に最良のギフトをお贈りする「ヒラメキを生むための時間」です。

見る人の心を揺り動かす「ドラマ」を届けよう。

Webサイト制作の場合。

製品やサービスを紹介したい、採用情報も載せておきたいし、社長が登場する経営理念のコンテンツもつけといた方がいいかも。せっかくだから、あらゆる情報を載せたい。そう考える企業は少なくはありません。けれど、Webサイトを持つ本当の目的は何でしょうか。

私たちは、本質を問いかけ、その答えからコンテンツやレイアウトをデザインします。本質をつく表現手段は、常に「人間性」に隠されています。商品の開発秘話や人事の意外な苦労話、経営理念の言葉に秘められた社長の思い...。人にフォーカスすると、ただの情報にドラマが生まれる。

人の心が揺れ動くのは、目に見えない「人の思い」に感情移入する瞬間。情報を傍若無人に羅列するのではなく、完成型の表面だけを見るのではなく、いちばん伝えたい「思い」は何かを考える。情報のバランスを整理しながら、訴求点を絞り込んでいきます。

Webサイトは、商品の裏側に隠れた「人の思い=ドラマ」をプレゼンテーションする最適な手段のひとつです。

舞台の上でひきたつ「役」をツールに与えよう。

グラフィック制作の場合。

名刺に誕生花をあしらって出会いへの感謝を表現する、たったひとつのロゴマークから企業のブランドイメージを定義し直す。ひと言で「グラフィック」とまとめても、その役割は多方向に広がっています。だからこそ、私たちはオーダーされた商品がどんなシチュエーションで使われ、どんな役割を持つツールであるのかを考える時間を惜しまない。きちんと「舞台上の役」を担うグラフィックを制作します。

例えばDMでは、レスポンス率を高くするために感情移入されやすい構成を組むし、ポスターだったら、歩いている人の目にとまるインパクト(First Wow)と訴求点を伝えるためのメッセージ(Later Wow)を含ませる。使用環境下でより効果的なスパイス=仕組みを企画に振りかけます。大切なのは、使い手の気持ちと渡された側が抱く感情をデザインすること。

グラフィックは、あらゆるシチュエーションによってカタチも役割も自由変化できてしまう画期的なツールのひとつです。

気分を自在に操る「ムードメーカー」を呼ぼう。

空間デザインの場合。

そわそわして仕事に集中できなかったり、好きなはずの音楽をうるさく感じてしまったり。どんな人でも「気分が乗らないとき」はあります。お客様のそういった「気分」をコントロールする場所を作りだす、それが私たちの空間デザインです。例えば、オフィスのパーテーションや照明を変えただけで社員のモチベーションが高まる、講義室であればスクリーンや音響システムを変えただけで学生の受講中の姿勢が変わる。「え、たったそれだけで?」と驚かれるほど、人の気持ちは空間に隠されたほんの少しの工夫で変えられます。

それが結果として、仕事や学びの効果を高めていく。空間デザインで大切なのは、空間が誰にどう使われているかを整頓すること。デザインはそこからはじまります。飲食店でも、和洋中によって店内の雰囲気が違うし、食事や会話、お酒、何をする場所なのかという目的によってレイアウトや接客のカタチまで変わります。

空間デザインとは、その場所で時間をすごす人々の雰囲気を作りだすムードメーカーなのです。

余分なフローをそぎ落とす「知恵」を隠そう。

システム開発の場合。

「なんだかシゴトの要領が悪いんだよね」「だったらシステムを導入しましょう!」。何かと言えばシステム頼みになっていませんか?確かにシステムは、業務効率をアップさせるなどの効果を生みだします。けれど、それはあくまで制作者の「知恵」がもたらした結果。知恵なくして、使い手の意図を酌んだシステムは完成しないと私たちは考えます。

ところで、その「知恵」とはいったい何なのでしょう。それは、思いの裏側と矛先を読みとり、手法に変える転換力。例えば、社員の案件進行を情報共有したいという案件が届いたら、従順にいわれた通りの機能を持つシステムを制作する。それでは、問題は解消されません。

大切なのは現状を振り返り、解決後に何を期待しているのかを知ること。もしかしたら、システムだけでなく運用ルールや人材配置の再検討も必要かもしれません。いつも、ヒントは現場で働く人や業務フローの中に隠されている。システムは手段。

ほんとうに必要とされているのは、構築されたシステムの流れに息づく「知恵」です。

イメージを発酵させる「きっかけ」を用意しよう。

映像制作とサウンドメイクの場合。

建築中のマンションにかかった「完売御礼」の垂れ幕。まだ、エントランスも部屋も完成していないのに、なぜ数千万円もする物件を買ってしまうお客様がいるのだろう。そう疑問に思ったことはありませんか?実は、そうした「今はまだここにないモノ」をイメージさせてしまうのが映像やサウンドの強み。

例えば、マンションのPRビデオを制作する場合は、完成した建物に足を踏み入れたときの高揚感が味わえるような構成を考える。ガラス張りの扉がさーっとスムーズに開き、エントランスに流れるクラッシックが優雅な空間を演出する。エレベーターを降りて自分の部屋へ足を踏み入れたら、都会を見渡す大きな窓が広がる...。そんな少しのイメージが「自分がそこに住んだらどんな生活を送るだろう」と考えます。まったくないイメージを想像するのは難しくても、ひとつのイメージを10倍にふくらませることはできる。

私たちの作りだす映像・サウンドは、お客様の潜在的な創造力をひきだし、コントロールする「きっかけ」をつくります。

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