企業ウェブサイトをリニューアルしたい。大学の講義室の音響を考えてほしい。例えば、お客様からそういった直接的なオーダーが届いたら、私たちはまずお客様と話しをして、お客様ご自身も気づかずに話している「深意」を酌みとろうとします。
ウェブサイトや音響システムといった媒体制作は、直接的なオーダーのような状況では、限られた情報の中で問題を解決する方法として浮かんだ案でしかない。根本を探れば、ほんとうは「売上を伸ばしたい」のかもしれないし、「学生の授業中の集中力を高めたい」のかもしれない。
お客様の抱えている「悩み」から導きだした、本当に「正しいアプローチ」なのかは話しをしてみなければわかりません。僕がシゴトを通してしたいのは、お客様の「悩み」に向きあい、根本から解決すること。コンサルテーションは、お客様にとって最良のギフトをお贈りする「きっかけをつかむための時間」です。
製品が完成した、サービスを始めた、商品の魅力をもっと伝えたい!だから、商品の「長所」ばかりをプッシュする。それは「正しい手法」のようで、実はまちがったセールスプロモーション(SP)の仕方です。
セールスプロモーションとは、商品を知ったお客様が「使ってみたい」と思わず手をのばさずにはいられない仕組みをつくること。そして、購入後に後悔をさせないための準備をする時間です。スタートダッシュの威力だけでなく、継続力のある、愛される商品として売る。
そのためには商品の「長所」も「短所」さえも包み隠さず伝える必要がある。大切なのは、くさいもの=短所に蓋をしない姿勢。表現次第で、短所は長所に生まれ変わります。
例えば、軽自動車の短所「車体が軽くて衝突に弱い」なら「燃費がよくてガソリン代が抑えられる」と言葉を換えてみる。情報に誠実でありながら、お客様の気持ちを動かす表現を考える。
セールスプロモーションとは、愛される商品を生むための導線づくりです。
とりあえず求人サイトに掲載して、うそをつかない程度に情報を並べて、就活生から選ばれない企業にならないよう他社を様子見しながら採用活動をする。そんなにビクビクしていては、ほんとうに出会いたい人材には出会えません。どれだけかっこつけて、それっぽい言葉を並べても、抽象的なプロモーションではピンとこないし深意も伝わらない。大切なのは、会社の総意ではなく、社員の「思い」をきちんと伝えること。
どうして今の会社を選んで、何を考えながら働いていて、どんな生活を送っているのか。特別なドラマなんて必要ない。平凡でも、地味でもいい。身近な「人=社員の姿」をみせる。結局、就活生は「人のココロ」に帰ってきます。「この人たちと一緒に働きたい」。
他社との違いを際立たせ、会社の文化にあった就活生の応募意欲を高めるエピソードをひきだす。
リクルーティングとは、会社の枝葉である社員の方々の経験から新たな息吹を呼び込むための機会です。
うちはこういうイメージだから、ロゴも広告デザインもコレかな。と、既存のイメージを継承する。それでは、広報活動とは呼べません。そもそも広報活動とは、社員やその家族、まわりの人に親しまれるための取り組み。私たちは「福利厚生」のひとつだと考えています。
例えば、信頼できる企業だとお客様や株主の方々が安心できるような、「お父さんの働いている会社ってかっこいい」と社員のこどもが誇りに思えるよう な企業イメージを世間に広げていく。結果的に社員のモチベーションアップにつながり、売上や採用活動を手助けするイメージを生みだす。
一方で、特定の対象者に特別感を与える「広報をしない戦略」も企業によっては考えられます。目的によって手法を変えながら、会社をつくる社員や彼らのまわりにいる方々へ感謝の気持ちを届ける。ブランディングを通して、まわりに認められる企業へと成長させていく。
広報活動とは、大切な社員の大切な人に贈るプレゼントです。
「請求書システムを構築してほしい」。例えば、こんなダイレクトな依頼が届いたら、私たちははじめに「なぜですか?」とお伺いします。システムは、 ただつくればいいわけではない。効率よく、コストを省く、みんなが気持ちよく働くための環境を考えながら構築する。そのために、まずは誰がどれだけ困っているのかをヒアリングします。
現状の業務フローを踏まえて、何のために、どんなシステムを作るかはそれから考える。話しを掘り下げてみれば、実は、見積作成プログラムと連動した 請求書作成システムが必要かもしれない。もしかしたら、社員のスケジュールを打ち込んで、請求書から社員ひとりのコストパフォーマンスが計算できる機能が 必要かもしれない。
最良の提案は、本質を見抜く力が生みだします。問題の根本にある現状の弱さを洗いだし、予算を踏まえた最良のシステムで環境を改善する。
それが私たちのシステム環境改善、社員の方々が気持ちよく働くための職場設計です。
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